たくさんの子ども向けの遊具に手入れの行き届いたバラの庭園、大きなプールからテニスコートまで整備された堺市の浜寺公園を知っていますか?
大阪で大人気の公園と有名な浜寺公園の概要から、園内の見どころ施設、小さな子どもとの楽しみ方までご紹介します。
これから堺市にお住まいを検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
堺市に明治6年に開設された浜寺公園の概要
浜寺水路に面し、高石市と隣り合う場所に開設された浜寺公園の歴史は古く、長い時間をかけて作り上げてきた現在の形は、たくさんの方々を楽しませる大阪を代表する公園となりました。
堺市が誇る日本最古の公園の1つ浜寺公園の概要
浜寺公園は、堺市の南側にある高石市と隣り合う場所に開設され、南北に細長い敷地のなかにさまざまな施設を設けています。
今から150年も昔の明治6年に開設された日本最古の公園の1つに数えられるほど、古い歴史を持つことで有名です。
公園のシンボルである約5,000本のクロマツは、日本の名松100選にも選ばれた美しい松林で、歴史的にも文化的な遺産としても一見の価値があるでしょう。
明治6年の開設以来、さまざまな施設が新たに追加され、5,000人を収容できるテニスコートやウォータースライダーのあるプール、約300種6,500株のばら庭園やアーチェリー場などまであります。
古い歴史を持つこの公園は、年間200万人以上の来園者が訪れる大阪の人気スポットとなり、季節ごとに違う魅力を楽しめる場所です。
5月にはばら庭園の色とりどりのバラが咲き誇り、6月には花火大会が開催され、夏にはプール、秋冬にはマラソン大会など、いつ来園しても楽しめるでしょう。
公園直結の駅!約900台が入る駐車場!
堺市の浜寺公園へのアクセスはどの方法でも不便がなく、約900台が停められる第1〜第5駐車場が完備され、公園直結の駅もあります。
第1〜第3駐車場は浜寺水路の東側、第4〜第5駐車場は水路の西側にあるので、利用したい施設に近いほうを選ぶと便利です。
電車では、南海本線の浜寺公園駅と阪堺電軌阪堺線の浜寺駅前駅が公園がすぐ目の前にあり、駅からほとんど時間をかけずに公園に到着できます。
●所在地:大阪府堺市西区浜寺公園町
●駐車場:約900台(有料)
●アクセス方法:南海本線「浜寺公園」駅すぐ、阪堺電軌阪堺線「浜寺駅前」駅すぐ
堺市の浜寺公園の見逃せない3つの施設!
景勝地としてもイベント会場としても大阪で有名な堺市の浜寺公園ですが、園内にはこれぞとおすすめする3つの施設があります。
約300種6,500株の色鮮やかなばら庭園
平成3年にばら庭園が開園された当初は約250種だったバラの花も、現在では約300種6,500株に増え、鮮やかな花を開かせます。
子どもから大人まで安心してバラの香りが楽しめるようにと、化学農薬の散布をせずに手間と時間をかけて栽培管理をおこない続けてきました。
ばら庭園は日本の山野の原風景を再現し、そのなかに自生するバラや現代の品種のバラなどを配置した珍しい庭園です。
海辺・山・山間・里・湖沼・まちの6つに分けられたエリアごとの原風景のなかで、咲き誇るさまざまなバラが楽しめます。
春に開花するイメージのあるバラの花ですが、品種によって開花する時期は異なり、春と秋がもっとも美しいとされるシーズンです。
全長100mのスライダーが楽しめるプール
夏期限定でオープンするプールは、夏に思いきり水遊びが楽しめる施設として、大阪でも人気のスポットです。
全長100mもある2本のジャイアントスライダーや滑り台、深さの異なる変形プールに流れるプールなど、思いきり遊べるプール施設が揃っています。
プールは正方形プール、流れるプール、変形プールなどの5種類があり、もっとも深いプールは50mの正方形プールで水深1.5〜1.7mです。
子どもと一緒に入れる浅い水深のプールもありますが、小学生以下の子どもには安全のために保護者が常に同行しましょう。
プール施設ではタオルや浮き輪などがレンタル可能で、売店ではかき氷やフランクフルト、たこ焼きなどお祭りにある屋台のメニューが味わえます。
入場無料・予約なしで利用できるドッグラン
12月29日から1月3日の年末年始を除いていつでも利用できるドッグランは、入場無料・予約なしで入ることができます。
ドッグラン施設の入り口は、飼い犬が飛び出してしまわないように二重構造になっており、犬の大きさに応じて小型犬フィールドと中型・大型犬フィールドの2つに分けられています。
浜寺公園での犬の大きさの基準は、犬が立った際の地面から犬の背中までの高さで分けられ、50cm以下を小型犬、40〜60cmを中型犬、50〜60cm以上が大型犬です。
入場無料で予約もなく利用できる施設のため、基本的に係員は常駐しておらず、利用者のマナーによって快適性が保たれています。
堺市の子どもに大人気!浜寺公園を満喫する楽しみ方!
さまざまな施設や広場が整備され、園内のどこへ行っても思いきり遊ぶことのできる堺市の浜寺公園では、小さな子どもと一緒に楽しめる場所も完備されています。
体験しながら交通ルールを学べる交通遊園
浜寺公園の交通遊園では、ゴーカートやバッテリーカー、機関車や汽車などのさまざまな乗り物が展示され、そして実際に乗って交通ルールを体験する楽しみ方ができます。
子どもにとっては体を使った遊びはそのまま経験を通した学びとなるので、遊びながら学べるようにと作られたのが交通遊園です。
毎週日曜日と祝日には、小さな子どもが楽しく学べる交通安全指導教室が開催され、上映されるビデオには有名キャラクターが参加しています。
ガチャピンとムックやしまじろう、おジャ魔女どれみやとっとこハム太郎などの有名キャラクターが参加しているので、小さな子どもも楽しんで交通ルールを学べるでしょう。
柔らかいドームに乗って遊べるふわふわドーム
交通遊園の汽車が停車するばら庭園から歩いてすぐのところには、3〜6歳までの子どもが遊べるふわふわドームがあります。
このふわふわドームの楽しみ方は、地面とは違う柔らかな感触のドームに登って、飛んだり跳ねたり滑り降りたりして、子どもの自由な発想を開放することです。
対象年齢が制限されており、保護者が同伴するので危険は少なく、よくある公園の遊具とは違った楽しみ方を満喫できるでしょう。
基本的に遊び方は自由ですが、飛び乗らない・靴のまま登らないなどの10のルールを設け、周りを巻き込んだ事故が起きないよう配慮されています。
利用するにはドーム入り口で申込書を記入し、入れ替え制の順番を待つだけで、どなたでも簡単に利用が可能です。
ユニークな複合遊具が揃えられた児童遊戯場
入場料金を気にせず遊べる施設は園内にはたくさん用意されており、タコの形をした滑り台や大きなジャングルジムなどの児童遊戯場は、北・中央・南の3か所にあります。
どの児童遊戯場も色鮮やかで大きな遊具がいくつも整備されているので、混雑しやすい土日でもほとんど待つことなく遊べるでしょう。
浜寺公園に置かれる遊具は一般的な形のものとは違い、動物をモチーフにしていたり鮮やかな色が塗られていたり、見た目にも楽しい遊具ばかりです。
南児童遊戯場に設置されているタコをモチーフにしたピンク色の滑り台は、小さな子どもたちから人気が高く、いつも誰かが遊んでいます。
まとめ
公園での楽しみ方は、遊具で遊んだりお弁当を持ってピクニックをしたり、季節の草花を眺めたりとさまざまです。
堺市の浜寺公園は大阪でも屈指の人気スポットとして有名なので、お引っ越しの際はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。