大阪市には特徴あるエリアが多いため、物件探しで立地について迷われる方も多いのではないでしょうか。
なかでも大阪の中心部に近いエリアは利便性が高く、住みやすいため、人気があります。
そこで今回は、大阪市城東区の住みやすさについてフォーカスしました。
大阪市城東区への居住をご検討中の方は、概要や住環境、家賃相場について把握し、ぜひ今後のご参考にしてみてください。
城東区の住みやすさ①概要
大阪市城東区の住みやすさを知っていただくため、まずは概要からご紹介します。
位置や人口
政令指定都市である大阪市の東北部に位置する城東区は、大阪城の東側にあり、大阪市のなかでも人口密度がもっとも高いエリアとして知られています。
都島区・中央区・東成区・旭区・鶴見区・東大阪市とさまざまな街に隣接しているエリアでもあります。
政令指定都市のなかで見た城東区の人口密度は、全国2位です。
約8万k㎡の面積を有するエリアですが、そこに約16万人が居住しています。
そのため、大阪市城東区は人口が多く、活気にあふれた賑やかなエリアと言えるでしょう。
城東区の人口が増加しているのは、近年、北エリアや西エリアで高層マンションが建設されたことが要因です。
ただし、ここ最近は、以前に比べると減少傾向にあります。
城東区には河川が多く、東西には寝屋川と第2寝屋川、南北には城北川、平野川、平野川分水路が流れています。
大阪城公園に見られる豊かな緑と水辺空間が融合し、美しい自然環境が整っていることも特徴の1つです。
全体的に平坦地帯になっているため、自転車の運転や歩行もしやすいでしょう。
居住場所によっては大阪のシンボルマークである大阪城を望める場合もあります。
目指す街のあり方
大阪市城東区では、コミュニティの活性化を図り、人と人との絆を大切にした街作りを目指しています。
自治体は人口が多いことを生かし、地域住民の交流の場を設けたり、防災や福祉などの活動を推進したりする考えです。
人口が多いため、韓国料理やとんかつ屋、イタリアン料理店、ラーメン屋など、飲食店も豊富にあります。
城東区に居住すれば、人情やコミュニケーションを大切にする街ならではの温かい雰囲気が感じられるかもしれません。
グルメ好きな方にもおすすめのエリアです。
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城東区の住みやすさ②住環境
次に、大阪市城東区の住環境についてご紹介します。
実際に居住した場合、どのような住環境になっているのか、見ていきましょう。
交通手段が充実している
大阪市城東区は電車や地下鉄、バスの交通網が充実しており、どの公共交通機関を利用する場合も利便性が高いと言えます。
JR環状線や大阪メトロ中央線・長堀鶴見緑地線などが利用しやすいエリアです。
中心部の難波・梅田・京橋などへもアクセスしやすく、レジャーやショッピングに出かけやすいのも魅力の1つです。
交通量は多いですが、主要幹線道路に面しているため、自動車での移動にも優れています。
治安が良い
城東区は治安の良さに恵まれていることも住みやすさのポイントです。
アクセスはしやすいですが、中心部の繁華街からは距離があるため、犯罪の発生件数が少ないと考えられます。
ほかのエリアに比べて防犯意識が高く、地域住民による積極的なパトロール活動などがおこなわれていることも治安が良い理由の1つです。
大阪府警が発表している犯罪認知件数と大阪市が発表している推計人口から見る2021年の犯罪率は0.61%で大阪市24区のなかでも1位を誇ります。
子育てがしやすい
城東区はファミリー層が多く、子育て環境が整ったエリアでもあります。
教育施設は幼稚園8園、小学校17校、中学校9校、高校4校を有しており、2020年に保育園の待機児童はゼロを達成しているため、共働き世帯にとっての住みやすさが抜群です。
小児科を有する病院は38か所あり、なかには19時以降の診察をおこなっている病院も見られるほか医療給付も多いため、受診しやすいでしょう。
エリア内にスーパーマーケットが26店舗程度、コンビニエンスストアは56店舗程度あるため、買い物にも不自由しません。
複数のショッピングモールもあり、お子さま連れでのお出かけがしやすい環境です。
また、城東区は大阪市内のなかでも上位に入るほど公園の数が多い特徴があります。
公園は50か所ほどあり、遊具が多かったり、草花が豊富だったりするなど、それぞれに特色があるため、用途に合わせて出かけることが可能です。
なかにはお花見に適した桜の木が多い公園などもあって近場でも四季を感じられます。
エリア内には子育て支援施設が点在しており、イベントも豊富におこなわれているため、乳幼児とのお出かけスポットとして利用しやすいでしょう。
子育て支援施設は絵本スポットとしても機能しており、絵本と触れ合う機会を増やす取り組みとして読み聞かせなども開催されています。
住みやすさに定評がある
城東区における実際の居住者の口コミを見てみると、住みやすいと評判です。
とくにスーパーマーケットやドラッグストアなどの買い物施設が充実している点、子育てがしやすい点、交通アクセスが良い点を挙げられる方が多い印象です。
毎日の生活に買い物施設は欠かせないため、さまざまな選択肢があると暮らしやすいでしょう。
ファミリーが多いエリアですが、交通アクセスの充実や治安の良さなどから、単身世帯や2人暮らしの方にも住みやすさを実感していただけるはずです。
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城東区の住みやすさ③家賃相場
城東区の住みやすさのポイントとしては、家賃相場が低めな点も挙げられます。
最後に、間取り別の家賃相場についてご紹介します。
大阪市城東区は、中心部に近いエリアのなかでも比較的物価が安いエリアです。
家賃も安い傾向にあるため、予算に合致した物件を見つけやすいでしょう。
ワンルーム~1LDK
まずは、単身世帯や2人暮らし向けのワンルーム~1LDKの家賃相場をご紹介します。
●ワンルーム:4万円
●1K~1DK:5.82万円
●1LDK:7.95万円
参考値として1LDKの家賃相場を見ると、周辺の都島区で8.75万円、中央区で12.4万円、東成区で8.94万円です。
2K~2LDK
2人暮らしやファミリー向けの2K~2LDKの家賃相場は、次のとおりです。
●2K:5.45万円
●2DK:6.28万円
●2LDK:10.48万円
2LDKの間取りなら周辺エリアの都島区は10.43万円、中央区は19.95万円、東成区は11.88万円ほどで借りられます。
3K~3LDK
ファミリーにおすすめの間取りです。
城東区の家賃相場はどのくらいなのでしょうか。
●3K:6.25万円
●3DK:7.06万円
●3LDK:11.95万円
周辺エリアの3LDKの家賃相場は、都島区で12.66万円、中央区で25.3万円、東成区で13.28万円です。
4LDK以上
ファミリー世帯のなかでも世帯人数が多い方向けの間取りです。
15.91万円が城東区における家賃相場と言えます。
すべての間取りで言えることですが、とくに中心部である中央区と比べると家賃の差が大きいことがわかります。
先述したように中央区へは容易にアクセスできるため、家賃を抑えながらも利便性が高い生活がしたい方にも城東区はおすすめです。
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まとめ
大阪市城東区は交通アクセスが良い、子育てしやすい、治安が良いなど、たくさんの住みやすいポイントがあります。
そのため、どのような世帯の方にも住みやすさを実感していただけるのではないでしょうか。
周辺エリアに比べて家賃が安めなのも魅力の1つです。
ぜひ、大阪市城東区で充実した新生活をスタートさせましょう。