約11万人が暮らす大阪市阿倍野区は、ふれあいとぬくもりをテーマにした街づくりがおこなわれ、子どもから大人まで誰もが住みやすい街にする目標を掲げています。
華やかな商業施設と閑静な住宅地が両立する街となるために、阿倍野区はどのような開発をおこなってきたのか、概要・住環境・家賃相場からこの街を知ってみませんか?
大阪市阿倍野区の概要!活気ある商業施設と閑静な住宅地
大阪市の南の玄関口とも呼ばれる交通の要衝である阿倍野区とはどのような街なのか、何があり、どのような開発がおこなわれてきたのか、その概要をご紹介します。
大阪南部の交通の要衝!阿倍野区の概要
日本でもっとも高いと有名な超高層ビルあべのハルカスがある阿倍野区の位置は、大阪市の南側にある上町台地の南の高台で、商業の街として発展してきました。
区の北側にある天王寺駅周辺では、さまざまな交通機関が集結しており、大阪の南の玄関口とも呼ばれるターミナル駅です。
駅周辺には超高層ビルや大阪府最大級のショッピングモールなどがあって、活気ある商業エリアを形成しています。
それとは逆に、阿倍野区は閑静な住宅地として発展を遂げた街でもあり、落ち着いて暮らすにはちょうど良い住宅地が広がるエリアも豊富です。
地名の由来は、はるか昔にこの土地を領有していた豪族の姓とする説や、万葉集の歌の1つである説など諸説あります。
テーマはふれあいとぬくもり!快適な住環境を目指して
あべのハルカスや巨大なショッピングモールが誕生するなかで、路面電車など昔ながらの交通手段が残され続けるように、誰にとっても住みやすい街づくりが阿倍野区の目標です。
ふれあいとぬくもりある街づくりをテーマに、阿倍野区は商業エリアと閑静な住宅地とのさらなる両立を目指しています。
商業が盛んなエリアでは、種類豊富な飲食店や服飾雑貨のお店などがひしめき合い、観光客も訪れるほどの盛況ぶりです。
しかし、少し離れるだけで静かな住宅地が広がり、70,000m²以上もの面積を誇る公園など、住む方にとって暮らしやすい街となる施設も数多くあります。
商業エリアが賑わうほど静けさは失われてしまいそうですが、街全体で商業と住宅のバランスをとり、新旧が融合した独特な雰囲気を持つ住みやすい街がつくられてきました。
阿倍野区の高齢者の割合は市内でも高く、これからの都市開発はいきいきとした長寿社会の実現も含まれています。
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これまでにも住みやすさを追求した都市開発をおこなってきた阿倍野区は、今ではどのような住環境が整備されていると思いますか?
公共交通機関の充実!電車もバスも車も楽々移動!
大阪市の南の玄関口と呼ばれる阿倍野区の交通網は、電車やバスなどの公共交通機関から、車での移動まで、どこへでも移動が楽です。
区内を走る路線は、JR阪和線・近鉄南大阪線・大阪市営地下鉄御堂筋線・谷町線・阪堺電軌上町線があり、ほとんどがターミナル駅である天王寺駅を中心に走っています。
区内を走る路線バスには大阪市営バス・近鉄バスがあり、街中へ向かうにもほとんど不便がないため、口コミでは高評価です。
主要都市まで電車で1本で出られて、バスも1時間に3本ペースと細かく走っていて移動しやすいとの口コミが見られました。
区を横断するように阪神高速14号松原線が走っており、高速道路を使っての移動にも不便はないようですが、住宅地のなかは狭い道が多く、走る際には注意が必要です。
普段の買い物がしやすい!手に入らないものはない?
大阪府最大級のショッピングモールを有する阿倍野区では、そのほかにも複合商業施設が2つあり、食料品から日用雑貨、衣類や贈り物まで、手に入らないものはないほど充実しています。
複合商業施設は駅近くにあるため、駅から離れると買い物が不便になるのではないかと心配かもしれませんが、街中での買い物にも不便はありません。
大手のスーパーマーケットやドラッグストア、100円均一のお店など、あると嬉しい住環境が充実しているのが阿倍野区の特徴です。
実際に住んでいる方の口コミでは、自転車や徒歩で行ける距離に2〜3件のお店があるから便利だと投稿されていました。
買いたいものによって、百貨店かショッピングモールかスーパーマーケットかを選べるから、手に入らないものはないとの口コミもあるほどです。
子育てしやすい!学校も習い事も選択肢が多い!
子どもが小さいときには思いきり遊ばせられるスペースが必要となり、成長するにつれて安心して通わせられる学校が必要となります。
子育て世帯が重視する住環境の1つである子どもの養育環境への充実度は、とても恵まれていると口コミされるほどです。
区内には70,000m²以上もの面積を誇る自然豊かな公園や複合商業施設がたくさんあるため、小さい子どもの遊び場には困りません。
小中学校や高等学校などでは、学校と保護者が協力して生徒の学ぶ意欲を向上させているようで、安心して通わせられると評判です。
塾や習い事の教室の数も豊富で、子どもの教育に関する選択肢の多さは、住みやすさに繋がる魅力の1つとなっています。
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阿倍野区の家賃相場!住みやすい街はいくらで住める?
子どもから大人、高齢者まで誰もが住みやすい街をつくる阿倍野区の賃貸物件の家賃相場は、大阪市内でほぼ中間に位置する金額です。
1〜2人で暮らしたい!賃貸物件はいくら?
ワンルーム~1LDKの賃貸物件の家賃相場は、ワンルームが4.05万円、1K〜1DKが5.73万円、1LDKが9.06万円となっており、周辺エリアと比べてそれほど高くも低くもありません。
阿倍野区以外の区では、高いところでワンルームが6.73万円、1LDKは12.35円と高めの家賃設定で、2〜3万円もの差が出る結果となりました。
都市部にも近く、アクセスするための交通網も豊富にあるこの街ならば、住居費用を抑えた暮らしを叶えられるでしょう。
物件数はワンルームと1LDKは数百件、1K〜1DKでは1,000件以上もあるため、たくさんの種類のなかから理想の住まいを選び出せます。
夫婦〜ファミリーに向いている賃貸物件はいくら?
夫婦2人暮らしや子どものいるファミリーに向いている間取りは、荷物が増える点を考慮して2K~2LDKがおすすめです。
リビングやダイニングなどの家族共有のスペースのほかに、2部屋あれば夫婦それぞれの個室や、夫婦と子どもそれぞれの部屋に割り当てられます。
家賃相場は、2Kが6.25万円、2DKが6.56万円、2LDKが14.27万円と、リビングの有無で金額に開きが出るため、住まいで重視する条件の見極めが重要です。
リビングがあっても、それぞれが個室にいる時間のほうが多いライフスタイルであれば、広いリビングはなくても良いかもしれません。
家族団欒の時間を大切にしているならば、リビングはあるほうが良いのですが、広さや形によって使い勝手が変わるため、暮らしてみてから不便がないか具体的に想像してみるのをおすすめします。
3K~3LDK・4LDK以上の賃貸物件はいくら?
阿倍野区の家賃相場では、3Kが7万円、3DKが8.36万円、3LDKが14.95万円となっており、2LDKと3LDKとの差が1万円を切っています。
4LDK以上の家賃相場は18.13万円、さらにペットを飼育できる条件を追加すると19.93万円と、1.8万円もの差になりました。
どの条件を満たせば暮らしにゆとりが得られるのか、家族が快適に過ごすために必要なものは何かを明確にすると、住まいに必要なものが見えてくるでしょう。
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まとめ
交通のアクセスが良く、年齢に関係なく誰もが住みやすい街へと発展し続けるこの街ならば、理想の住まいが見つかるかもしれません。
昔の情緒溢れる街並みと、新しく開発されたエリアが調和する街へ、実際に足を運んでみませんか?