交通アクセスが良く自然豊かなスポットもある大阪市鶴見区は、ファミリー世帯を中心に人気があるエリアです。
そんな鶴見区へのお引っ越しをご検討中の方のなかには、引っ越し前に鶴見区の住みやすさについて知っておきたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、鶴見区の概要や住環境、家賃相場など、引っ越し前に把握しておきたい鶴見区の住みやすさについてご紹介します。
鶴見区の住みやすさのポイント①概要・特徴
そのエリアの住みやすさを把握するうえで、どんな特徴があるエリアなのかを知っておくことは重要です。
まずは、鶴見区の概要や特徴をご紹介します。
鶴見区の概要
鶴見区は、昭和49年におこなわれた行政区の再編により、旧城東区から分区して誕生しました。
大阪市の最東端に位置し、区内には幹線道路や鉄道・地下鉄が走っていて交通アクセスは良好です。
区の北部には府下最大クラスの都市公園である花博記念公園鶴見緑地があり、豊かな自然が人々に親しまれています。
平成2年に開催された「国際花と緑の博覧会」以降交通の便や住環境が充実したことにより、人口が増加しているエリアでもあります。
近年では、大型商業施設や大規模マンションの建設や都市区画整理事業の完成により、さらに住みやすい街へと発展を遂げました。
鶴見区の特徴①区内に残る言い伝え「野崎参り」
現在でも多くの方でにぎわう鶴見区は、江戸時代にも活況を呈していたと言われています。
その理由の1つが、野崎慈眼寺に参詣する「野崎参り」です。
兵火で焼失してしまった野崎慈眼寺に参拝者を誘致するため、1671年に5世大真和尚が秘仏の観音様を特別開帳することに決めました。
事前の宣伝が功を奏して有名になった野崎参りは、散策コースとして手軽だったこともあり人気を集めます。
さらに、近松門左衛門作の「女殺油地獄」などに背景として登場したことで、野崎参りはさらに有名になりました。
当時は船を使って寝屋川をさかのぼったあと徒歩で向かうのが一般的であり、川沿いには出店が出るなど賑わいを見せていたようです。
鶴見区の特徴②ファミリー世帯に人気のエリア
鶴見区は子育て環境や教育環境が充実していることもあり、ファミリー世帯にとくに人気があります。
お子さまを安心して遊ばせられる鶴見緑地や子育てに欠かせないアイテムを購入できる商業施設など、子育てに便利な施設が充実しています。
また、保育施設や小学校など、教育施設が充実しているのも特徴の1つです。
令和4年4月1日時点の大阪市鶴見区における待機児童数はゼロなので、働きながら子育てをしたい方でも安心です。
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鶴見区の住みやすさのポイント②住環境
引っ越し先を決定するうえで、そのエリアの住環境は重要なポイントです。
実際にそのエリアに住んでいる方の声も考慮して引っ越し先を検討したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鶴見区の住環境を、実際に鶴見区に住んだことがある方の口コミとともにご紹介します。
交通アクセス
鶴見区の魅力の1つが、交通アクセスが良く利便性が高いことです。
区内には、大阪メトロ長堀鶴見緑地線とJRおおさか東線・片町線が走っています。
大阪メトロの鶴見緑地駅や横堤駅から心斎橋駅まで乗り換えなしで約20分、JRの放出駅から新大阪駅まで乗り換えなしで約15分です。
京橋駅や大阪駅にも10分程度でアクセスでき、大阪中心街への通勤・通学はもちろん、ショッピングなどお出かけの際にも便利です。
口コミでも、「大阪や京橋などの都心にも電車1本で行けるので便利」との声が聞かれました。
商業施設
鶴見区にはショッピングモールをはじめとした商業施設が充実していて、買い物にも便利です。
区役所や区民センターが集まっている大阪メトロ横堤駅の周辺エリアには、イオンモール鶴見緑地があります。
スーパーマーケットをはじめアパレルや飲食店などさまざまな店舗が併設されているため、日常の買い物はほとんどここで揃うでしょう。
ほかにも、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、家電量販店などが点在していて、用途に合わせて店舗を選ぶことも可能です。
口コミでも、「スーパーマーケットやドラッグストアなどが揃っていて生活しやすい」との声が聞かれました。
さらに、近隣の門真市には近年三井アウトレットパークやコストコがオープンしました。
鶴見区内も商業施設が充実していますが、少し足を伸ばせばさらにショッピングの選択肢が広がります。
子育て環境
子育て中の方が引っ越し先を選ぶ際には、子育てに適した環境かどうかも重要なポイントではないでしょうか。
鶴見区は教育施設の充実をはじめ子育てに適した環境が整備されているため、ファミリー世帯にもおすすめのエリアです。
14歳以下の人口が多いものの、保育園や小学校が充実しているため、共働きのファミリー世帯でも安心です。
口コミでも、「小学校がたくさんあるので便利」との声が聞かれました。
また、鶴見緑地をはじめ、お子さまを遊ばせられる施設が多いのも魅力です。
口コミでも「自然が多く子育てしやすい環境が揃っている」など、子育て環境の良さを評価する意見が見られます。
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鶴見区の住みやすさのポイント③家賃相場
そのエリアの住みやすさを考えるうえで、家賃は避けては通れないポイントです。
物件によっても家賃は異なりますが、ある程度の相場を把握しておけば引っ越し先のエリアを考える際にも役立つでしょう。
鶴見区の家賃相場を、間取りごとにご紹介します。
ただし、家賃相場は常に変動するため、最新情報で相場を確認することをおすすめします。
ワンルーム~1LDK
まずは、一人暮らしの方向けの間取りであるワンルームや1LDKの家賃相場です。
ワンルームは4万6,900円、1K・1DKは5万2,700円、1LDKは8万2,600円が相場です。
なるべく家賃を安くしたい場合、ワンルームの物件を選べば1K・1DKの物件より家賃を5,000円ほど節約できるでしょう。
1DKと1LDKでは部屋の数は変わりませんが、キッチンスペースが広くなるぶん家賃相場が高くなっています。
2K~2LDK
続いて、二人暮らしやファミリー世帯にも最適な2K~2LDKの家賃相場を見ていきましょう。
2Kは4万4,500円、2DKは5万9,000円、2LDKは9万4,900円が相場です。
近隣の区と比較しても、それほど家賃相場に大きな差は見られません。
同棲用の物件やご家族で住む物件を探している場合は、ここまでご紹介したエリアの住みやすさなどを含めて検討すると良いでしょう。
3K~3LDK
家族の人数が増えても安心な3K~3LDKは、ファミリー世帯にとくにおすすめの間取りです。
家賃相場は、3Kが4万8,500円、3DKは7万2,700円、3LDKは9万8,600円です。
ただし、3Kはあまり物件数が多くないため、とくに家賃が安い物件が平均を下げている点に注意しましょう。
4LDK以上
4LDK以上の家賃相場は、15万8,300円です。
部屋が増えた分、家賃相場はほかの間取りよりも高くなっています。
ただし、3LDKまでの物件と比較するとあまり物件数は多くないため、選択肢が少なくなってしまう点に注意が必要です。
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まとめ
大阪市鶴見区は、利便性が高く子育てに適した環境が整備されている点などから、ファミリー世帯を中心に人気があるエリアです。
利便性の高さと自然の豊かさを両立したエリアに住みたいとお考えの方は、鶴見区へのお引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。