おしゃれな家具を置き、スペースを広く使ったコーディネートを楽しみたい場合、8畳のお部屋をどのようにレイアウトすると良いと思いますか?
理想のお部屋を作るために、8畳というお部屋の形の特徴や面積、そして素敵なお部屋にするレイアウトのポイントまでを解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら8畳のお部屋のレイアウト!よくある4つのお部屋の形
賃貸物件では6〜8畳のお部屋が多く展開されていますが、同じ広さのお部屋であっても、どのような形をしているかで使い勝手の良し悪しが変わります。
賃貸物件によくある形!奥行きのある縦長タイプ
大多数の賃貸物件に見られる玄関から縦に長く奥行きのあるこの形は、誰もが一度は見たことのある形ではないでしょうか。
玄関からまっすぐに廊下が伸び、その左右にキッチンやバスルーム、トイレなどへと繋がり、ドアを挟んだ奥に居室スペースがあります。
奥行きがあるので、お部屋を前後に区切って生活スペースを分けることが可能で、壁面に大型の家具を寄せれば、広い空間を演出することも簡単です。
よくある形のお部屋なので、レイアウトの参考になる写真や情報などは、インターネットを探せばすぐに見つけられます。
窓から日差しを取り込みやすい形の横長タイプ
横長タイプのお部屋は、玄関にキッチン・バスルームなどの設備がコンパクトに配置され、居室スペースは辺の長い面と接しています。
お部屋全体に奥行きはありませんが、居室の窓からの日差しを玄関スペースまで届けることができるので、全体的に明るい印象を受けやすいでしょう。
横の長さを活用して居室空間を左右で区切っても良いし、広さを活かしたレイアウトを楽しむことも可能です。
ただし、壁に面する辺が短いので、ベッドやチェストなどの家具を1列に配置するのは難しく、設置場所や向きに頭を悩ませるかもしれません。
実はレイアウトの自由度が高い正方形タイプ
どの辺もほとんど同じ長さで作られた1Kの正方形タイプは、一見すると狭そうですが、意外とさまざまなレイアウトを楽しめます。
縦長や横長の形では、家具を中央に配置するとお部屋のなかを動き回りにくくなってしまいますが、正方形タイプではそれも可能です。
気分や季節でお部屋の模様替えをしたい方や独創的なレイアウトを楽しみたい方には、この形のお部屋を探してみると良いでしょう。
空間を仕切りやすいL字型のワンルームタイプ
賃貸物件に稀にある形のL字型のお部屋は、うまくスペースを区切れば、その形を活かしたレイアウトを楽しめます。
しかし、間取りによっては壁面がほとんどなかったり、角度が付いていたりして扱いにくいものもあるため、内見の際に注意深く見ておきましょう。
変わった形のお部屋では、家具を配置するスペースが十分でないことも考えられるため、実際に家具が置けるかどうかメジャーで測って確かめることをおすすめします。
8畳のお部屋のレイアウト!8畳の広さと6畳との違い
賃貸物件を探していて、物件情報に8畳と書かれていても実際の内見ではそれ以上に広く感じたり、逆に狭く感じたりと意見が分かれるのは、どうしてだと思いますか?
8畳のお部屋の広さ
8畳という表記は、文字どおり日本に昔からある畳の大きさで、畳1枚を横85〜95cm×縦170〜191cmの大きさで換算しています。
一般的な8畳のお部屋では、居室の広さは約3×4mで面積は約13㎡とされており、1人で暮らすには十分な広さです。
賃貸物件の表記では、畳と帖で書き分けされていますが、これは畳敷の和室を畳で、フローリングの洋室を帖で表記することでお部屋の種類を示しています。
表記の違いでお部屋の広さが変わってしまうことはありませんが、畳の規格によって厳密にお部屋の広さが異なる可能性があることに気が付いたでしょうか?
4種類の畳の規格
畳には、地域によってそれぞれ規格があり、一辺の長さが微妙に異なり、京間・中京間・江戸間・団地間の4種類に分けられています。
京間は関西・九州地域で多く使用される種類で、横95cm×縦191cmと4種類のなかでもっとも大きいサイズの畳です。
中京間は愛知・岐阜から山形・福島などの広い地域で使用される種類で、横91cm×縦182cmと、京間よりもやや小さくなります。
江戸間は関東・東北から北海道まで広く分布しており、現代での全国的な標準規格とされる畳のサイズで、横88cm×縦176cmです。
団地間はもっとも小さい畳の種類で、横85cm×縦170cmという小ぶりなサイズになっており、この畳は公団住宅などに使用されています。
6畳と8畳のお部屋の広さの違い
畳の規格によって微妙にお部屋の広さは異なりますが、ここでは一般的な標準規格の畳サイズで、6畳と8畳の広さの違いを比較していきます。
8畳のお部屋の面積は約13㎡で、6畳の面積は約9.7㎡です。
まず、1人で暮らすのに必要な家具として、シングルサイズのベッド・テーブル・ソファー・テレビを置くとします。
6畳のお部屋の場合、壁面をうまく活用して、お部屋の入り口の対角線上に家具を配置すると、入り口付近に寝転がれる程度のスペースを作ることができるでしょう。
これが8畳の場合は、8畳のお部屋の面積は約13㎡なので、上記の家具を配置してもまだ余裕があり、ドレッサーや作業用デスクなどを置くスペースも確保できます。
わずか2畳の違いですが、その2畳は生活空間にゆとりを与えるに十分な広さで、工夫次第ではベッドサイズをワンサイズ大きくすることも可能です。
8畳のお部屋をレイアウトする3つのポイント
8畳のお部屋の形や広さの特徴がわかったところで、快適性やカッコ良いお部屋にレイアウトするには、どのようなポイントに気を付けたら良いかを解説します。
ポイント①配置する家具は必要最小限に抑える
自分の好きなものを、好きなだけ詰め込みたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、荷物が多すぎるお部屋は快適でもカッコよくもならないので注意しましょう。
お部屋に置く家具は必要最小限にすることで、スペースの無駄遣いを回避し、広々とした寛ぎスペースが確保できます。
お部屋にいる際に何に重きを置くかを意識すると、目立たせたい家具や重視する家具がどれかを判断しやすくなるでしょう。
たとえば、睡眠を重視するならば、ベッドの寝心地やサイズに妥協せず、そのほかの家具をコンパクトにすることでバランスをとります。
ポイント②生活動線を遮らないレイアウト
レイアウトを考える際には、キッチンから居室への移動や、居室内での生活動線を遮らないように気を付けることが快適性を保つポイントです。
正方形のお部屋では、どこに家具を置いてもほど良い感じに見えやすいため、思わず生活動線を遮ってしまうことがあります。
キッチンへの移動にソファーを避けないといけなかったり、ソファーに座るのにテーブルが邪魔になったりなど、室内での動きにストレスを感じないレイアウトを考えてみましょう。
ポイント③スペースを区切ってメリハリのある居室にする
少ないスペースを有効活用するには、家具をうまく区切りに使ってメリハリのあるレイアウトにすると、見栄えも良くなります。
たとえば、縦長や横長なお部屋の場合、奥行きや横の長さを活かして家具を配置し、寝室とリビングというように空間を分けると、メリハリを出しやすいでしょう。
その際に配置する家具は、背板のないタイプのラックや、背の低いチェストやソファーなど、圧迫感のないものを選ぶと視線が抜けて広く見えます。
まとめ
お部屋は、家具の種類やレイアウトによって広さの見え方や印象が大きく異なるため、快適なお部屋にするには、ポイントを押さえたお部屋づくりをすることをおすすめします。
お部屋でどのように過ごしたいのか、自分が求める理想のお部屋を考えてみれば、どの家具に重点を置くべきかが見えてくるでしょう。