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JR阪和線の百舌鳥駅の目の前にあり、400台を超える駐車場を有するアクセスに便利な堺市の大仙公園を知っていますか?
自然に溢れる公園というだけでなく、81万㎡の敷地に博物館や日本庭園などの施設を置き、世界遺産の古墳群の歴史も学べる大仙公園の魅力や概要をご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら世界文化遺産が目の前!堺市にある81万㎡の大仙公園の概要
世界遺産と81.1万㎡にも及ぶ広大な敷地に整備された豊かな自然、そして平和の祈りが込められた堺市にある大仙公園の概要をご紹介します。
日本の歴史公園100選の1つ!大仙公園の概要
世界最大の墳墓として知られる仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間にある広大な敷地を持つ公園として、大仙公園は作られました。
第2次世界大戦が終わった2年後の昭和22年、戦災復興都市計画として土地の区画整理や道路の整備がおこなわれ、当時は郊外にあったこの公園も広く整備され、今日に至ります。
公園の北には世界最大の墳墓として知られる仁徳天皇陵古墳へと繋がり、南には履中天皇陵古墳に隣接し、世界文化遺産に囲まれた珍しい公園です。
81.1万㎡という広大な面積の園内のうち、38万㎡の整備が終わり、さまざまな施設や美しい庭園が訪れる人々を楽しませています。
公園の中心には、第2次世界大戦で亡くなった戦死者や戦没者の霊を慰め、戦争のない平和な世界であるように願いが込められた平和塔が、昭和43年に建設されました。
15階建ての建物に相当する高さ60mの三角柱の平和塔は、旧摂津国と旧和泉国と旧河内国の3つの国の境で発展した堺市の市章から発想を得ています。
博物館も日本庭園もある誰もが楽しめる総合公園
古墳や戦争の歴史とも深い関わりのある堺市の大仙公園ですが、園内にはたくさんの施設や庭園が広い敷地に点在し、訪れる人々を飽きさせません。
春にはさまざまな種類の約1,000本の桜が花を咲かせ、種類によって開花する時期がズレるため、4月中旬ころまで春の彩りに包まれるでしょう。
市民マラソンや農業祭などの市のイベントにも利用される催し広場、広大な芝生と木陰が心地よい大芝生広場、廻遊式日本庭園などの見どころが満載です。
4つの駐車場で合計443台の車が停められ、公園のすぐ隣を走るJR阪和線の百舌鳥駅からは徒歩10分の距離のため、アクセスに不便はありません。
●所在地:大阪府堺市堺区大仙中町(大仙公園内)
●開園時間:3月~11月 9:00~17:00(入園は16:30まで) 12月~2月 9:30~16:30(入園は16時まで)
●休園日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日が休園となります)、年末年始
●駐車場:あり(有料/127台)
●アクセス方法:JR阪和線「百舌鳥駅」より徒歩10分、バス「大仙公園西」バス停下車徒歩5分
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堺市にある大仙公園の魅力と世界遺産の古墳を学べる3つの施設
大仙公園には世界遺産の百舌鳥・古市古墳群や堺市の歴史を学べる3つの施設があり、どの施設も子どもから大人まで楽しめる内容が揃えられています。
市の歴史とも合わせて広く学べる堺市博物館
公園の真ん中辺りに位置する堺市博物館は、市の歴史と文化を織り交ぜて、世界遺産の百舌鳥・古市古墳群の雄大な映像も観賞できる施設です。
常設展では、百舌鳥・古市古墳群からの出土品や中世で使われていた火縄銃などから、江戸時代後期に作成された伊万里焼や九谷焼などが見られ、市の移り変わりを感じられるでしょう。
特別展では、古墳から出土した甲冑図の複製や堺市と深い関わりのある戦国武将の三好長慶の歴史資料などを期間限定で公開しています。
開館は朝9時30分から夕方5時15分までで、常設展への入場は大人200円、高校・大学生100円、小中学生50円という利用しやすい安さです。
特別展への入場は展示される内容によって料金が異なりますが、常設展への入場料とそう大差のない金額が設定されます。
花と緑に彩られた庭園散策!堺市都市緑化センター
公園の南側の旗塚古墳の目の前にある堺市都市緑化センターは、センター内に15の庭園と200種1,800本以上の植物で溢れています。
人の営みに自然はなくてはならないものとして、人と自然・人と社会・人と人を繋ぐをモットーにした自然体験プログラムは、市民の交流の場です。
世界遺産の古墳をモチーフにした花壇の古墳ガーデンや暖房器具を用いない温室棟、屋外イベントスペースとしても利用できるターフガーデンなどもあります。
朝9時30分から夕方5時までを基本として、夏場は1時間早く始まり、冬場は1時間早く終わる営業時間で運営され、入場料金は無料です。
大迫力の空撮映像が見れる!百舌鳥古墳群ビジターセンター
百舌鳥古墳群ビジターセンターは令和3年3月に新たにオープンした施設で、仁徳天皇陵を映す大迫力のシアターは見逃せません。
8Kの高画質の空撮映像を、壁面と床面に大きく映し出すシアターの迫力は、実際に空を飛んでいるかのような臨場感です。
古墳について何も知らない方にもわかりやすく展示された品の数々に、レンタサイクルの貸し出しから手荷物の預かりまでおこなっている観光案内所も併設しています。
朝9時から夕方6時まで年末年始を除いて開館しており、無料で見て回れる施設なので、歴史の旅に出かけるならば、ぜひ訪れたい場所です。
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堺市にある大仙公園の見どころ!有形文化財からビューポイントまで
あまりに園内が広いため、事前に見どころポイントを知っておかないと楽しむ前に歩き疲れてしまう可能性が高いので、ここぞという見どころを3つにまとめました。
公園の魅力向上のために寄贈された撮影ポイント!
大芝生広場を縦断する桜街道には、ヤエベニシダレとベニシダレが芝生の緑のなかに鮮やかなピンクを添えて咲き誇ります。
それを背景とするようにDAISENの白い文字のモニュメントが並ぶ場所は、見栄えの良い写真が撮影できるスポットとして人気です。
これは、堺陵東ライオンズクラブから公園の魅力向上の目的で寄贈されたモニュメントで、遠くに見える平和塔も一緒に撮影できます。
見どころは、3月から一斉に蕾を開いていく桜とのショットで、園内に約1,000本が植えられ、毎年美しい花を咲かせるための維持管理を欠かしません。
春に訪れた方々は桜色に包まれるモニュメントを見て、その美しさに思わずカメラやスマートフォンを構えたくなるでしょう。
堺市制100周年記念事業の優美な日本庭園
堺市制100周年の記念事業として、築山林泉廻遊式庭園が公園の西側に作られ、平成元年にオープンしました。
庭園全体が中世に海外貿易の拠点となっていた堺市に見立てられ、庭園をさまざまな観点から見て楽しめる廻遊式を用いています。
桃や梅、牡丹などの季節に彩りを添える花が植えられた桃源台、花菖蒲や杜若が初夏に涼しげに咲く青苔亭と杜若池、中国江西省の名勝廬山を模した築山まで見どころ満載です。
庭園内では抹茶とお菓子のセットをいただける場所もあり、ひと休みしながら優美な日本庭園をじっくりと満喫されてはいかがでしょうか。
江戸時代のため池を改修したどら池と桜のベール
大仙公園の中央付近に位置する瓢箪のような形をしたどら池は、江戸時代のため池を改修して作られたもので、見どころの1つに挙げられます。
どら池の周囲には、ソメイヨシノやオオシマザクラなどの品種の桜が約400本も植えられており、桜の園と称されるほどの人気です。
桜が満開になる時期には、池の周囲は一面桜色で覆われ、それはまさに桜のベールで包まれたかのような幻想的な風景が見られるでしょう。
どら池のすぐ近くには、有形文化財に登録されている数寄屋普請の名匠が設計した茶室の伸庵と今井宗久ゆかりの黄梅庵の2つの茶室が見学できます。
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まとめ
古墳時代の歴史から中世を経て、発展を遂げ続ける現代までの歴史を実際に目で見て学べるのが大仙公園の魅力です。
堺市にお引っ越しの際は、仕事や日常で疲れた心身のリラクゼーションに、季節を知らせる草花と一緒に、のんびり過ごす休日を送ってみてはいかがでしょうか。
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