女性一人暮らしの理想的な賃貸物件の間取りとは、広々した快適な空間と新しい設備に囲まれた物件をイメージしますが、誰もが同じ理想を求めているわけではありません。
求める快適性やライフスタイルの違いによって、どのような部屋の間取りが適しているか、3つの間取りを例に挙げて解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら女性一人暮らしの間取り比較!ワンルームの特徴とは?
ワンルームは狭い・プライベートが確保しにくいなどのイメージがあり、女性一人暮らしが快適に暮らせるのか疑問に思うでしょう。
ここでは、ワンルームの特徴と暮らすのに向いているタイプはどのような方か、メリットとデメリットを含めて解説します。
ワンルームに向いているタイプはミニマリスト
ワンルームとは、玄関からリビングまでがドアなどで仕切られておらず、部屋全体が玄関から見渡せる1つの空間になっています。
似ている間取りに1Kがありますが、こちらはキッチン空間が玄関前の空間や廊下に設置され、リビングとして使用する空間とはドアで仕切られた構造です。
女性一人暮らしで、この間取りに向いているタイプは比較的荷物が少ないミニマリストのような方で、最小限のスペースで無駄を省いた暮らしに適していると言えるでしょう。
ワンルームではそれほど広くない物件が多いため、荷物の収納スペースが少ない、部屋全体が小さいといった特徴を持っています。
家で過ごす時間が短い、家賃を抑えた暮らしがしたい、駅から近いところに住みたいと考える方にもワンルームはおすすめです。
掃除の手間がかからない!立地優先で選べる!
ワンルームに住むならば、家賃が安く抑えられる、駅から近い、掃除の手間が大幅に省きやすいなどのメリットがあります。
まずは、デメリットともなる狭さですが、逆を言えばワンルームという狭さだからこそ、駅に近いなどの好立地のエリアを選ぶことが可能です。
同じ立地にあっても、部屋数が多い間取りのほうが家賃は高くなるため、住居にかける費用を抑えたい方には嬉しいメリットとなります。
また、部屋全体は玄関から見渡せるコンパクトな広さなことも、掃除やメンテナンスに手間をかけたくない方にとっては、最小限まで無駄を省いた住まいと言えるでしょう。
仕切りやドアがない点も空調管理がしやすいメリットとなるため、ワンルームだからといって不便な暮らしになるとは限りません。
玄関から丸見え!においが部屋中に充満しやすい!
女性一人暮らしでもっとも気を付けたいのは、防犯に対する設備や対策ですが、玄関から部屋が見渡せてしまうワンルームでは、来訪者に注意が必要です。
ほかの間取りと比較して防犯面が弱いのですが、プライベートなリビング空間を人の目に晒さないよう、目隠しの暖簾やすだれを付けるなど工夫があると良いでしょう。
また、キッチンとリビングが仕切られていないので、料理のにおいが部屋中に広がり、衣類や布団に付いてしまうデメリットがあります。
女性一人暮らしの間取り比較!1DKの特徴とは?
独立したダイニングスペースが確保できる1DKの住まいは、一人暮らしにはほど良い広さであり、生活空間を分けられることが特徴です。
1DKに向いているタイプは頻繁に自炊をされる方
1DKの特徴は、リビングスペースのほかにダイニングキッチンがあり、ワンルームや1Kと比較するとやや広い構造です。
リビングスペースの広さは物件によってさまざまですが、ダイニングキッチンは4.5〜8畳ほどあり、8畳以上は1LDKに分類されます。
女性一人暮らしで1DKで暮らすのに向いているタイプは、頻繁に自炊をされ、ゆとりあるキッチンスペースを希望される方です。
1Kと比較してもキッチンスペースは広く造られていることが多く、調理道具や調味料なども女性一人暮らしが持つ量ならば、十分に収納できます。
4.5〜8畳の広さがあるダイニングなので、物件によってはダイニングテーブルを置いて、調理と食事の独立したスペースとして利用することも可能です。
空間が分けられる!においが服に付かない!
1DKの間取りの特徴は、キッチンとリビングの空間をきっちり分けることができる点にあり、料理のにおいが部屋にこもることはありません。
部屋が2つあるような感覚に似ているため、それぞれの部屋でインテリアを変えて楽しむことができるのもメリットの1つです。
食事と寝るスペースが分けられると、食事や睡眠にそれぞれ集中できるので、生活そのものにメリハリを付けやすくなると言えます。
イメージよりもダイニングが狭い!家賃が高くなる!
1DKの定義ではダイニングスペースは8畳以下とされていますが、数字や間取り図でイメージした場合よりも、実際に狭いと感じることがあります。
玄関やバス・トイレの配置によって、隣接するダイニングスペースの形が歪められてしまい、思ったよりも狭さを感じる間取りとなるケースがあるからです。
また、ダイニングスペースを設けることで1K以下の部屋と比較して、家賃が1万円ほど高くなることが多く、住居費用に負担がかかってしまう点もよく考えなければならないでしょう。
女性一人暮らしの間取り比較!1LDKの特徴とは?
生活空間をしっかり区分けし、それぞれの部屋で伸び伸びと暮らすことができる1LDKは、女性一人暮らしの理想を描いた間取りと言えるでしょう。
1LDKに向いているタイプは伸び伸び広い部屋で暮らしたい方
1LDKの特徴は、ダイニング、キッチン、リビングの空間のほかにも居室があり、生活空間を目的ごとに分けられる構造をしています。
多くの物件では、ダイニングとキッチン、そしてリビングの3つが同一の空間で造られており、女性一人暮らしならば、十分すぎるほどの広さです。
人を招いても、プライベート空間とリビングを分けることができるので、家で過ごす時間を充実させ、伸び伸びと暮らしたい方に向いていると言えるでしょう。
また、国土交通省が定める最低居住面積水準では単身者は25㎡必要としており、一般的な1LDKの面積が30〜50㎡なので、十分な広さを確保できます。
新しいもの好きには嬉しい!建物・設備が新しい!
1LDKは比較的新しい間取りのため、築年数の新しい物件や最新の設備を揃えた物件が多数あり、新しいもの好きな方におすすめです。
近年では1LDKが増加する傾向にあり、需要の高まりからさまざまな特徴を持つ賃貸物件がこれからも増えていくと考えられます。
アクティブに過ごす空間と、ゆったりリラックスして過ごす空間を分けられる1LDKの間取りは、ほかの間取りと比較しても居心地の良さが段違いです。
女性一人暮らしが求める理想のゆとりある広い空間、内装も外観も新しく綺麗な住まいをお探しであれば、1LDKを選べば間違いはないでしょう。
家賃も光熱費も高い!安定した高い収入がないと選べない!
1LDKは30〜50㎡の面積がもっとも多く、その広さゆえに、ほかの間取りと比較すると家賃が高くなるのは仕方ありません。
1部屋も広く、空調管理や電気・ガスなどの光熱費もワンルームなどと比較すると決して安いとは言えないでしょう。
安定した高い収入や貯蓄がないと、入居審査を通過するのは難しいため、1LDKを選ぶハードルは少々高くなります。
また、部屋が複数あるので掃除やメンテナンスの手間がかかるため、適切に管理するのに少々手間がかかってしまうのは避けられません。
まとめ
女性一人暮らしが快適に暮らせる賃貸物件の間取りとは、自分のライフスタイルに適しているかどうかを見極めるのが重要です。
無駄を省いた暮らしか、ゆとりある空間を楽しむ暮らしか、理想の住まいと自分が求める条件を具体的にイメージして、お部屋を探してみましょう。