引っ越し先とその日取りが決まったら、それに合わせてライフラインの解約と契約をおこなわなければいけません。
ただその手続きについては、初めてのことであったり、忘れていたりしていて、よくわからないといった方も多いことでしょう。
ではそのライフラインである電気・ガス・水道それぞれの引っ越し手続きについてまとめてみましたので参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら引っ越しの際におこなう電気の解約と契約の手続きについて
引っ越し先が決まったとき、忘れがちなものとして電気の使用停止の手続きがあり、これをそのままにしていると、住んでいない部屋の請求が来ることになります。
では退去に向けてどこでどういった手続きをして、電気の使用停止をおこなうのか、また新居で電気の使用開始をするにはどうすれば良いのかについてご紹介していきましょう。
まず使用停止についてですが、申し込み先は現在使用している電力会社で、電話での解約も可能ですが、3月などの繁忙期であればなかなかつながらないこともあります。
電話での連絡は受付時間なども気にする必要があるため、インターネットで申し込みを利用することで、自分の都合の良いときにアクセスして契約解除ができます。
この契約解除の申し込み時に必要なのが、お客様番号で領収証や検針票などで確認できるため、あらかじめ用意しておくかメモに控えておくと良いでしょう。
電気の使用停止には電力会社の立ち会いは基本的に不要で、停止日の設定を退去の日に設定しておくと、その日の深夜0時に電気が止まり、退去の日でも電気が使えます。
次に引っ越し先で電気の使用を開始するための手続きについてですが、これは管轄エリアの電力会社に事前の申し込みが必要で、こちらも基本的にはインターネットからが便利です。
もちろん電話でもできますが、停止手続きと同様に繁忙期にはつながりにくく受付時間にも制限があるため、インターネットの環境がある方はそちらを利用してください。
手続き後の操作については、転居先の設備がスマートメーターの場合、電力会社が遠隔で使用開始の操作をするため立ち会い不要で引っ越ししたその日から電気の使用が可能です。
逆に新居の電気メーターが今までどおりのものであれば、アンペアブレーカーや漏電遮断器、そして配線用遮断器を自分で「入」にすることで使用できるようになります。
こうして電気が使えるようになれば、新居に備え付けている電気使用申込書の支払い方法などの項目にその情報を記入し電力会社へ郵送してください。
これらの手続きをおこなう際の注意点としては、とくに繁忙期には対応が遅れがちになるため、1か月前から遅くとも1週間前までには手続きを済ませておくと安心です。
引っ越しを機に電力会社を変える場合も、今の電力会社のお客様番号などの情報が必要で、さらに作業に時間がかかることもあるため、なるべく早めの手続きをおすすめします。
引っ越しするときのライフラインの1つであるガスの手続きについて
ガス会社に解約の連絡をするには、電話かインターネットにておこなうことになり、このとき必要なのがお客様番号で、前もって指針表を用意しておきましょう。
基本的に閉栓の立ち会いは不要ですが、メーターのある場所にガス会社のスタッフが立ち入れできない場合は、立ち会いをしなければいけません。
料金の精算は、引っ越しの当日におこなうことになり、納付書での支払いの場合はガス会社のスタッフが来てメーターを確認したうえで、その場で現金で支払うことになります。
ただし料金を口座振替やクレジットカードで支払っているのであれば、それまでどおり口座からの引き落としでの精算となるためとくに問題はないでしょう。
ライフラインの使用開始には申し込みと契約が必須となるわけですが、とくにガスに関してはほかのライフラインとは違い、使用開始時にガス会社の立ち会いが必要となります。
その理由としては、開栓時にガス漏れのおそれがあるためで、最悪の場合は爆発を起こすことも考えられ、安全第一を前提にガス会社のスタッフが立ち会うのです。
このときガス会社のスタッフがおこなう確認作業としては、ガス漏れとそれにともなう危険性の有無、機器の接続などで、そのスタッフからこれらについての説明があります。
また地震や火災などが起こった場合にどう対処すれば良いのかといった説明もありますので、それらはとくに重要なものとして必ず聞くようにしましょう。
使用開始の申し込みは電話かインターネットで1週間前までを目安としておこないますが、繁忙期には立ち会いの予約が希望日どおりにならないこともあります。
市街地から郊外へ引っ越した場合に考えられる注意点としては、都市ガスからプロパンガスへガスの種類が変わるといったものがあります。
都市ガスは市街地など人口密集地に導入した、埋設されたガス管から供給されるもので、一方のプロパンガスはボンベを置いてそこから供給されるという仕組みです。
都市ガスとプロパンガスとでは使える機器の出力が違うため、引っ越しの際、旧居で使っていた機器が使えないこともあり、事前にガス会社に確認しておきましょう。
ライフラインの手続きを見てきましたが、個別に解約と契約の手続きをするのは大きな負担となるため、首都圏にお住まいの方は引っ越しれんらく帳を利用すると一括ででき便利です。
引っ越ししたときの水道の解約と契約について
ライフラインの契約について、最後は水道の手続きを見ていきますが、まず解約の方法としては管轄の水道局への使用停止の申し込みとなります。
このとき電話での連絡かインターネットでの申し込みとなりますが、電話は時期によってはつながりにくいため、インターネットができる環境であればそちらでおこなうと良いでしょう。
使用停止の手続きに必要なものはお客様番号で、これは領収者か指針表に記されているため、事前に準備して連絡をおこなってください。
次に使用開始の方法についてですが、引っ越し先の玄関先などに設置してある水道のメーターボックス内の水止め栓を左に回すだけで水が出るようになっています。
このように通常は水止め栓を回すと水道の利用が可能となりますが、注意点として一部の地域では使用開始の手続き後でなければ使えないというケースもあります。
引っ越し先がそういった地域に該当するかどうかは、水道局のホームページなどで確認でき、もし該当するのであればなるべく早めに水道事業者へ連絡しましょう。
水道から水が出るのを確認したら、そこに備え付けてある水道使用開始申込書にお客様番号などの必要事項を記載して投函すれば、使用開始の手続きは終了です。
この申込書が見当たらない場合や、水道メーターがわからない、また水が出ないなどのトラブルがあれば水道事業者へ連絡すれば対応してくれます。
また精算については、引っ越し当日に現金で支払うことになりますが、口座振替やクレジットカードでの支払いの方は、それまでどおりの支払い方法となります。
こうして水道の使用停止の手続きをおこない精算も済ませた後で、掃除などのために再び水道を使う場合は、かならず水道事業者へ連絡して精算トラブルを避けてください。
まとめ
引っ越しにはさまざまな手続きがあり、そのなかにライフラインの解約・契約の申し込みもあります。
これを忘れると、引っ越ししても生活ができないといったことにもなりますので、忘れずにおこなってください。
また、引っ越しが重なる繁忙期には事業所の対応も遅れがちになるため、余裕を持った手続きを心がけましょう。