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賃貸物件の収納力アップに「ディアウォール」が使えると聞いて、興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、賃貸物件でも安心して使えるディアウォールとは何かについて種類も含めてご紹介します。
DIY初心者でも簡単にできる棚の作り方もお伝えしますので、ぜひ挑戦してみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸物件の収納スペースをDIYで増やせるディアウォールとは?
賃貸物件で収納スペースを増やすには、棚を取り付けると便利ですが、壁に穴をあけずに作るのは至難の業です。
そんなとき、ディアウォールを使うとDIYでも簡単に、どこでも棚を作ることができます。
ディアウォールとは?賃貸物件でも大丈夫?
ディアウォールは、DIYで壁に穴をあけずに、ドライバーだけで取り付けができる部品です。
ホームセンターで購入できる木材を突っ張り棒のように使って、賃貸物件でも手軽に設置でき、退去するときに跡を残さずに取り外せます。
ディアウォール1つは、上と下に取り付けるパッドと高さ調節に使うスペーサーが入っており、柱1本分です。
パッドにはバネが入っているため、取り付けるときに天井や床を傷つける心配がありません。
これに専用の1袋に2つ入った棚受けを使って、棚を作ります。
床から天井までが高く1本の木材では届かないときや、木材が長いと持ち帰りが不便で短いサイズで済ませたい場合は、中間ジョイントが便利です。
色はそれぞれ、ホワイトとライトブラン、ダークブラウンとブラックがあります。
木材の色味やお部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
賃貸物件のどこに使える?
木材を突っ張り棒のように使える場所であれば、どこでも取り付けができます。
壁に使う場合は床から天井まで届くように設置しますが、キッチンカウンターの下などのデッドスペースも突っ張り棒がセットできれば、取り付け可能です。
キッチンのシンク上やデスク回りなどの小物用の棚の他、柱1本にフックを取り付けるポール、パネルを使ったパーテーションもDIYできます。
地震などの揺れに対応できるよう、しっかり固定できること、棚板が柱から40mm以上張り出さない大きさにすることがポイントです。
柱の太さは、2×4(ツーバイフォー)の他、設置するスペースに応じて2×6(ツーバイシックス)も使えます。
この他、1×4(ワンバイフォー)や1×6(ワンバイシックス)も利用できますが、木材が細くたわみが生じやすいため高さ制限があり、注意が必要です。
2×4(ツーバイフォー)とは、2インチ×4インチの略であり、厚みが38mm幅は89mmになります。
賃貸物件のDIYに便利なディアウォールの種類を解説
賃貸物件の壁に穴をあけないで一人で棚をDIYしたいとき、ディアウォールの他にも種類があります。
それぞれの違いや強み、設置するときの注意点をお伝えしますので、製品選びの参考にお役立てください。
ディアウォールはDIY初心者でも簡単に設置できる
DIY未経験の方でも一人で設置できる種類のバネ式は、若井産業のディアウォールです。
強度が高くないことから、できるだけ壁面に密着させて設置することと、製品に耐荷重が記載していないため、重いものはのせるのを控えましょう。
床や天井の素材が滑りやすいときや斜めになっている、床にマットやラグを使用している場合は、固定できないため設置できません。
棚の奥行きがほしいときはウォリスト
金属製のジャッキを使う和気産業のウォリストは、2×4や1×4の木材を束ねて強度を増し、柱や棚板に加工する種類です。
天井部分に取り付ける「突っ張りジャッキ」、柱用の複数の木材をまとめる「束ねる金具」の他、「棚受金具」を使用します。
突っ張りジャッキは床用のパッドとして「キズ・ズレ防止シート」もセットになっており、天井部分だけ金具を取り付ける種類です。
基本的にドライバーだけで作業できますが、柱の下面にシートを貼り付けることから、天井までの柱を設置する作業は、柱を支えるサポート役がいるとはかどります。
金属製の突っ張りジャッキはディアウォールよりも耐荷重性に優れますが、束ねた棚板自体が重くなることから、棚と荷物の総重量が10~15㎏くらいを目安にしましょう。
カラフルなアジャスターで調節するラブリコ
平安伸銅工業のラブリコは、柱の下に取り付けるカバーと上のアジャスターがセットになった種類です。
アジャスターセットはヴィンテージグリーンなどのカラフルな5色があり、棚受や連結パーツにくわえて丸棒用や金属製のテレビハンガーなどもあり、壁面以外の場所もDIYできます。
天井との間に生じたすき間は、アジャスターを再調節できることから耐荷重性も高く、重さを気にすることなく使えるのは魅力です。
天井付近でのアジャスター調節がメイン作業となるため、脚立やサポート役が欠かせないのが注意点になります。
DIY初心者向け!賃貸物件用のディアウォールを活用した棚の作り方
賃貸物件の収納スペースを増やす目的で棚をDIYするなら、一人で手軽にできる種類のディアウォールがおすすめです。
3段の棚板があるタイプの作り方をご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
DIY初心者が作るために準備する材料と工具は?
材料は柱と棚板には、2×4材、ディアウォールと棚受け、工具はドライバーまたは電動ドライバーとメジャーが必要です。
2×4材は柱用が2枚、棚板用が3枚ですが、事前に設置する場所の高さをメジャーで測定し、作りたい棚の幅を決めます。
柱用はできあがり寸法(床から天井までの高さ)よりも45mm短いもの、棚板はできあがり寸法の内寸の長さにカットしておかなければなりません。
材料がカットしてあると組み立てるだけになるため、自宅への配送も含めて、ホームセンターやECサイトの材料カットサービスを積極的に活用しましょう。
柱と棚板、ディアウォールのパッド以外に、1×4・2×4棚受けが3セット必要です。
壁面への取り付けは組み立てながらおこなうのが作り方のポイント!
材料が揃ったら、ディアウォールの取扱説明書をよく読んで、作り方や作業のポイントを確認しましょう。
まず、柱用の材料に、棚板を取り付ける位置に印をつけます。
次に木材の両端に、それぞれ上用と下用のディアウォールのパッドを間違えないように取り付けますが、バネが入っているのが上に取り付けるパッドです。
取り付けるときは、壁に傷をつけないように気を付けながら天井側を押し当て、持ち上げながら滑らせるようにして床側をはめ込みます。
長さは付属のスペーサーで調整し、横のすき間が気になるときは紙などを折りたたんで詰めると、ぐらつきの防止が可能です。
いったん柱を取り外しておこない、調整が完了してから棚板を取り付ける幅を確保して再設置します。
まっすぐにセットできたら、柱の印をつけたところに棚受けをドライバーで固定し、棚板をのせてから板の下側を固定する作業の開始です。
すべての棚を取り付けると完成ですが、作業スペースが確保できれば、組み立ててからの取り付けもできます。
設置後でも、フックの取り付けなどのアレンジは可能です。
まとめ
ディアウォールとは、賃貸物件などの収納力をアップするためにDIYで簡単に棚を作るための部品です。
柱と棚板用の2×4材などとディアウォールのパッドや棚受けを準備すれば、ドライバーとメジャーだけで手軽に作業できます。
柱用の材料はカットサービスを利用するなど工夫して、部屋をアレンジしましょう。
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