賃貸物件に住んでいると生ゴミについて困ることもあるのではないでしょうか。
なかでも、生ゴミからのにおいや虫、カビに悩まされているという方も多いでしょう。
とくに部屋が狭い、ワンルームや1Kなど部屋数に限りがある方や24時間ゴミ出し可の物件ではない場合はなおさらです。
そこで、この記事では生ごみの保管や処理に悩む方に向けておすすめの保管方法をご紹介しています。
放置することで発生する問題も解説していますので、きちんと保管して部屋を清潔に保ち、心地よい生活が送りましょう。
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弊社へのお問い合わせはこちら放置するとどうなる?賃貸物件の生ゴミを保管すべき理由とは?
自治体によって異なりますが、だいたいは生ゴミを含むゴミの回収は週に2回程度です。
溜めてから捨てようという方や、出勤や通学の都合で毎回は出せない方などとなれば週に1回や2週に1回で出す方もいるかもしれません。
しかし、生ごみは放置するとさまざまな問題が発生します。
まず、においが発生します。
腐敗臭などの嫌なにおいがすると、家でのせっかくの寛ぎの時間が、リラックスできなくなってしまいます。
リモートワークやリモート授業などで部屋に居なければならないと、より嫌な気持ちになってしまうでしょう。
このにおいの原因は雑菌の繁殖によるものです。
雑菌は水分が豊富で温度が高くなるとより繁殖するといわれており、梅雨や夏場にはとくに繁殖するためにおいがきつく感じると思います。
においを取るには換気をする、消臭剤を散布する、アルコール除菌スプレーを使う、コーヒー豆のカスや重曹、お酢などを使うなどの方法で除去できます。
しかし、そもそもにおいが強く発生しないように保管できれば良いでしょう。
捨てる際の一工夫や保管方法でにおいの発生は抑えられます。
続いて、虫の発生も大きな問題です。
ショウジョウバエなどのコバエは、においに引き寄せられて、数mm程度の隙間を見つけて入ってきます。
そして、ゴミやゴミ箱に卵を産み付け、短期間であっという間に大量発生するのです。
なんと卵は1日で孵化して10日ほどで成虫になると言い、白い虫はコバエの幼虫であるウジ虫です。
さらには、コバエのみならず、ゴキブリまでをも招き入れることになるかもしれません。
虫が発生してしまうと駆除するのも一苦労です。
また、生ゴミはカビのもとにもなります。
カビは放置していると胞子が部屋の中に拡散されます。
ゴミ箱などがカビてしまうだけでなく体内に入ると食中毒や肺炎、気管支炎など健康面でも害をなしてしまう危険もあるので注意しましょう。
カビ汚れがキッチンや部屋についてしまうのも賃貸物件ではとくに避けたいところかと思います。
このように生ゴミを頻繁に処理できずに放置してしまうと、においや虫、カビの発生といったことが起きてしまうのです。
状態がひどいと苦情につながることもあるかもしれませんので、これからお伝えする保管方法と場所にて、適切に保管しましょう。
賃貸物件ではゴミ出しの日まで生ゴミはどんな方法で保管すべき?
では、どのように保管すれば、においや虫、カビの発生を抑えられるのでしょう。
まずは水分をしっかりと切ることです。
雑菌は水分があって温度が高いと繁殖しやすいので、その水分を抑えることが大事になってきます。
料理の際に生ゴミが出るときにはキッチンペーパーや新聞紙で包んでから捨てると良いでしょう。
とくに新聞紙は水分を吸い取る働きがあり、さらに消臭効果があるといわれています。
水分を吸うと新聞紙自体が柔らかくなりますので、ゴミとしてもあまりかさばりません。
今までおこなっているゴミの処理に手間や場所をさほどかけずに始められるのでおすすめです。
続いての方法は、冷蔵庫や冷凍庫に入れておくことです。
料理の際に出る生ゴミはもともと食材として冷蔵庫や冷凍庫に入っていた切れ端なのです。
出たばかりならば、抵抗を感じず保管できるのではないでしょうか。
冷凍にすると微生物の繁殖そのものを防ぐこともできます。
冷蔵庫や冷凍庫に空きスペースがあるなら、生ゴミ専用のスペースを区切っておくことで、捨て忘れも防止できます。
とくににおいのきつくなる魚介類の生ゴミには、ご近所トラブル回避のためにも冷蔵庫や冷凍庫での保管は有効的かと思います。
ただし、冷蔵庫や冷凍庫に入っていることを忘れてついうっかりとゴミの日に出し忘れたということがないようにご注意ください。
また、家庭用生ゴミ処理機を使うという方法もあります。
処理機は、水分を温風で乾かしながら処理物を除菌して脱臭し、処理後にはさらさらとした土のような状態になります。
これは植物の堆肥としても活用できますので、ベランダなどで家庭菜園をされているなら、地球にも優しいエコな方法でおすすめです。
しかし、堆肥にかかる費用は抑えられる一方で、当然のことながら処理機自体が数万円し、電気代も上がりますので、節約志向の方にはあまり良い方法ではないでしょう。
ほかには、袋を二重にしたりコンポストを使ったりクーラーボックスに密閉して保管したりといった方法を実践している方もいるようです。
賃貸物件で生ゴミにおすすめの保管場所とは?
大前提としてゴミ出しの日になるべくため込みすぎずに確実に出すのが鉄則です。
そのうえで、保管するのはどこが良いのでしょうか。
まずはやはりゴミの出どころでもあるキッチンです。
キッチンでの保管は、料理するときの動線上になるため、料理の片付けの際や冷蔵庫などで保管していた分とまとめる際などにも手間なく回収できるのも利点ではないでしょうか。
しかし、キッチンから悪臭がすると料理を作るのも嫌になってしまいます。
そこで活用したいのがフタ付きのゴミ箱です。
屋外に置くと直射日光によって温められ、においが増してしまうこと、虫や鳥が寄ってきて近所迷惑になることもあるかと思います。
しかし、室内であればそのような心配はありません。
フタ付きのゴミ箱も裏に消臭剤を張り付けることで多少のにおいは抑えられ、フタをしっかり閉じておけば気になりません。
なるべくにおい漏れのないように、密閉したゴミ箱を選ぶのが良いでしょう。
先ほどの方法での新聞紙にくるんで捨てるようにすれば、においも抑えられて雑菌の元となる水分も吸収してくれます。
室内に生ゴミを置いておくことに抵抗があるなら、ベランダが一時的なゴミの保管場所としておすすめです。
屋外ならば大きめのゴミ箱の設置もできますので、生ゴミ以外のゴミもまとめて保管しておくことでキッチンだけでなく居住空間のスペース確保にもなります。
当然ですが室内に悪臭が充満する心配もありません。
しかし、ベランダにゴミを溜めたままにすることで、ハエやゴキブリなどが湧いてしまうことやカラスなどの鳥が漁りにくることがあるかもしれません。
また、においなどで近隣住民とのトラブルの可能性もあります。
ベランダにゴミ箱を設置する場合は、しっかりとしたベランダ用のゴミ箱を設置することで、においの発生や鳥が漁りに来ることを防げます。
賃貸物件の内覧の際にはベランダに必要なスペースはあるのかも確認しておくのもおすすめです。
なお、ベランダのゴミ置き場はついゴミを出しに行くのを忘れがちになることや面倒になってたまってしまうこともありますので、きちんとゴミを出すようにしておきましょう。
まとめ
賃貸物件で生ゴミの保管をきちんとしなければにおいや虫、カビに悩まされ、場合によっては近隣トラブルにもなりかねません。
生ゴミは冷蔵庫への保管、新聞に包むなどで雑菌の発生を抑えられます。
キッチンやベランダでの保管にはフタ付きゴミ箱を設置し、適切な保管をして快適な暮らしを送りましょう。