進学、就職をきっかけに、または社会人として慣れてきてからなど、一人暮らしをするタイミングは人によってさまざまです。
今回は、進学や就職、社会人に慣れてきた時など、一人暮らしを始める年齢別のメリット・デメリットをご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら一人暮らしを始める年齢①:進学時
大学や専門学校に進学する時期に実家を出て1人で暮らし始める場合、どのようなメリット・デメリットがあると思いますか?
進学をきっかけに一人暮らしをするリット
高校を卒業し、大学や専門学校への進学をきっかけに一人暮らしを始めた場合、18〜19歳と少々若い年齢で親元から離れて自立していくことになります。
まだ成人したばかりという年齢で一人暮らしを始めるメリットは、勉強に集中する時間の確保、一般的な金銭感覚、自己管理能力が身に付くことです。
学生ですから勉強する時間を確保するのは重要ですが、家族がいるとテレビの音や話し声などに気を削がれてしまうこともあります。
自分1人しかいない部屋ならば、周りの音に気を削がれることなく勉強に集中する時間を確保できます。
また、一般的な金銭感覚や時間やお金をやりくりする自己管理能力が身に付くことも、自分を成長させるというメリットです。
仕送りのあるなしに関わらず、一定の金額だけで毎月の食費や光熱費、家賃や日用品などの支払いをやりくりすれば、自然と自由に使える金額のイメージができるようになります。
そうやって金銭感覚が身に付くことで、欲望のままにお金を使ってはいけないと自分を律することができるようになるのも、大きなメリットでしょう。
進学をきっかけに一人暮らしをするデメリット
進学をきっかけに一人暮らしを始めた場合のデメリットには、体調を崩しやすくなる、慣れない家事が負担になる、好みの部屋を選べないなどが考えられます。
部屋探しは進学先が決まってからとなるので、そのころには不動産業界が繁忙期を迎えており、物件数は少なくなっている時期です。
進学するまでの日数に余裕もないことから、1〜2日だけで部屋を決めなくてはならないケースが多く、内見できる物件数も限られてしまいます。
部屋が決まってからは、掃除や料理、洗濯などもすべて自分1人でやらなければならず、慣れないうちは勉強する時間を削ってしまうかもしれません。
親元で暮らしていると洗濯や掃除をする機会がほとんどなかったという方も多く、洗濯だけでも干したりたたんだりと、余計な時間を取られるでしょう。
また、学校が始まると生活リズムは大きく変化し、不慣れな家事も重なって体調を崩しやすくなることが考えられます。
一人暮らしを始める年齢②:就職時
学生時代が終わり、就職が決まってから一人暮らしを始めた場合には、学生時代にあったメリット・デメリットからどのような変化があると思いますか?
就職をきっかけに一人暮らしをするメリット
晴れて新社会人となり、就職した20歳前後の年齢から一人暮らしを始めるメリットは、平日も休日も自分の好きなように時間を使えることが1番に挙げられます。
帰宅後に夜遅くまでテレビを見ていても注意する家族はいないので、のんびり羽を伸ばす時間を楽しむことができるでしょう。
食事や入浴のタイミングも、家族がいると順番に済ませなければなりませんが、1人ならば自分のタイミングで好きに生活できます。
その自由度は休日にこそ最大限発揮され、朝遅くまで寝ていても文句は言われない、食事に手を抜いても叱られない自由は、一人暮らしだからこその醍醐味です。
就職をきっかけに親元を離れて自立する場合、内定が決まってからじっくりと部屋を探すことができるので、自分の好みの部屋を見つける余裕があることもメリットの1つと言えるでしょう。
通勤の利便性や周辺に好みのお店がある地域など、自分なりに暮らしやすい条件を絞り込み、さまざまな部屋と比較してお気に入りを探し出せます。
就職をきっかけに一人暮らしをするデメリット
就職をきっかけに自立した場合のデメリットには、収入の低さからくる生活費の圧迫や貯金のしにくさ、家事が重労働に感じられるなどが挙げられます。
就職したとはいっても、まだ20歳前後の年齢となる新社会人では年収もそこそこで、1人で暮らしていける収入はあっても余裕のある暮らしができるとまではいかないでしょう。
少し贅沢をするとすぐに生活費を圧迫してしまうため、外食の回数を減らしたり光熱費などを節約したりなどの工夫をしないと、赤字となる可能性もあります。
通勤の利便性を考えると家賃が高いエリアが多く、少し離れたエリアで部屋を探すと、今度は通勤するための交通費がかかります。
どの支出をどこまで削減すると生活費のバランスをとることができるのか、新生活を始めたばかりで調整が難しいのは、どの年齢にも共通した問題と言えるでしょう。
また、学生時代とは異なり、仕事という労働をしたあとの家事は、放棄してしまいたくなるほどの重労働です。
しかし、どれだけ疲れていても食事や洗濯を放棄するわけにはいかないので、疲れた体に鞭打って頑張るしかありません。
このときばかりは、文句を言いつつも家事をしてくれていた親のありがたさを、強く感じてやまないでしょう。
一人暮らしを始める年齢③:社会人に慣れた後
社会人として安定して働き続けてきた25〜30歳の年齢になってから、ようやく親元を離れて自立しようとした場合には、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか?
社会人に慣れてから一人暮らしをするメリット
就職してすぐではなく、3年ほど働き会社に慣れてから一人暮らしをスタートさせると、安定した収入と生活リズムを軸に、さまざまなものへの選択の幅が広がります。
まずは就職したばかりのころに比べると毎月の給与額は高くなり、また安定もしているため、家賃にかけられる金額がアップします。
家賃の上限が上がれば、好みの部屋を探すのも困難ではなく、立地や設備、間取りなどさまざまな条件を満たす理想の部屋を見つける可能性が広がるでしょう。
社会人となって安定した収入を得ていればこそ、持ち物や趣味のものにもお金をかける余裕が生まれ、好きなものに囲まれて暮らすことができるのも素敵なメリットです。
就職して年数が経っていれば、仕事に追われる生活から解消されている場合が多いので、家事をする時間的・精神的余裕もあると考えられます。
仕事にも暮らしにも余裕があれば、休日にはのんびりと過ごし、平日には集中して働くメリハリのある生活ができること自体がメリットです。
社会人に慣れてから一人暮らしをするデメリット
社会人となってから一人暮らしを始めた場合、メリットしかないように思われがちですが、もっとも注意しなければならないのは金銭感覚の欠如というデメリットが存在します。
実家に生活費を入れていたとしても、それは自分で支払いをして、細かな収支を常に確認してきた状態とは異なります。
一定額を支払うだけで良い実家暮らしとは違い、一人暮らしでは自分がお金をかけた分だけ支出額が膨れ上がり、カード払いをしていた場合には支払いが翌月以降に遅れてやってくるのです。
気が付いたときにはお金を使いすぎてしまい、給与額よりも高い金額を支払わなくてはならなくなってしまう方も少なくありません。
このような金銭感覚の欠如は、長く親元で暮らしていた方に多く、安定した収入があるという安心感から、つい使いすぎてしまうようです。
まとめ
年齢別の一人暮らしのメリット・デメリットをご紹介しましたが、何歳から一人暮らしをするべきという基準はありません。
まずは、得られる収入からどのような暮らしができるか、安定して暮らしていけるかなど、さまざまな点を考慮して一人暮らしをシミュレーションしてみましょう。